こんにちは!新保です。
今回のブログでは、お正月の連休中に家族で行った名古屋城の本丸御殿で
僕が感動したところを紹介します!
今回の本丸御殿見学で僕が感動した点はずばり「天井」です。
まずは玄関一之間という部屋です。
天井は「竿縁天井」という造りで格縁と呼ばれる木材が、一方向に組まれています。
次に表書院、三之間です。
天井は「格天井」と言い、縦横に格縁があり、格子のように組まれています。
続いて表書院、一之間です。
天井は「小組格天井」といい、格天井の格子の中が小組に作られています。
少し奥に進んだ対面所の上段之間は、折り上げ天井に黒い漆塗りを組み合わせた
「黒漆二重折上げ小組格天井」という天井が使われています。
さらに奥に進んだ場所にある、本丸御殿で最も格式の高い部屋である上洛殿上段之間の天井は、
格子の一つ一つに蒔絵が嵌め込まれた「黒漆二重折上げ蒔絵付格天井」という天井が使われています。
このように、奥に進むほど天井の形状が複雑になり、華やかな装飾が施されているところから格式によって
上下関係がしっかりしていると感じ取れます。
また上洛殿上段之間、一之間、二之間、三之間と繋がっていますが、二之間、三之間に入る人は
上段之間にいる城主や将軍に直接会うことは出来ません。
ですが、欄間が繋がっていることから、城主や将軍とお会いしたということになるそうです。
今まで、お城などを見るときは襖の絵などを中心に見ていましたが、
今後は天井など細かな所にも目をつければと思います。
それではまた!